青空カフェcafe

1年の始まり

 こんにちは、弁護士の橋本です。

 今年のお正月は年末に帰省して友人や家族と過ごしました。例年、中学校時代の友人たちと忘年会をしているのですが、この何年間は開催できなかったり私が参加できなかったりしたので、今回は久しぶりの集まりとなりました。それまではほぼ毎年会っているメンバーなので、お互い近況は分かっていて、毎年同じ話をしている気もしますが、それぞれの最近の身の上話や時事ネタなども話題に加わります。私は普段青森にいますので、たまに東京に行き、長い付き合いの友人たちとお酒を飲むのは楽しいひとときです。コロナ禍でしばらく会えていない友人とも今年は会う機会をつくりたいと思います。

 1月2日、3日はテレビで箱根駅伝を見ていました。大会前は誰もが駒澤大学の優勝、2年連続となる大学駅伝3冠の偉業達成を予想していましたが、青山学院大学が新記録で往路優勝、3区でトップに立つとそのままリードを広げて大会新記録で2年ぶりの総合優勝という強さを見せました。この10年間で7回目の優勝というから驚きです。

 今回は2区の黒田選手、3区の太田選手の強さがひときわ目立ちましたが、青山学院大学の強さは選手層の厚さにあるように思います。ほかの区間を走った選手の多くは初出場でしたが、ほとんどの選手が前半から区間新に近いハイペースで入り、区間賞、区間上位で走っていました。16人の登録メンバーに選ばれながらも当日走れなかった選手、登録メンバーから漏れた選手たちの中にも力のある選手がたくさんいることは、原監督のコメントから伝わってきます。高校時代に実績のある選手だけでなく無名だった選手も多いのでしょうが、一人一人がそれぞれに日々地道に努力を重ね、着実に実力をつけていっているのでしょう。

 4区、4秒差で襷を受け、一気に駒澤大学を引き離して区間賞を獲得した4年生の佐藤一世選手は、全国高校駅伝の1区で区間賞をとって入学してきた期待の選手でした。この4年間その期待に応え、1年生のときから主力として箱根だけでなく出雲、全日本でも活躍してきました。上の学年が強く、今の4年生は佐藤選手以外ほとんど駅伝では活躍できず、このままでは自分たちの代は埋もれてしまうぞと仲間たちを叱咤したこともあったそうですが、それでも4年生はとても仲がいいと話していました。大手町のゴールで今回走ったメンバーや監督たちが笑顔で一緒にアンカーの宇田川選手を待っているとき、一人目を赤くしていたのがとても印象的でした。最後走れなくてもチームを支え続けた志貫キャプテンほか4年生全員の思いを感じていたのかと想像してグッときました。

 毎年のことですが、箱根駅伝を見て新年がスタートした気になります。来年の正月に向けて今年1年頑張ろうと思います。