こんにちは、弁護士の橋本です。
今回は、ピアノの話をしたいと思います。私は、小学生のころから8年間、週1回ピアノを習っていました。当時はピアノが好きになれず、練習もレッスンも嫌で、今にして思えば忍耐力の訓練だったかと思うほどです。
音楽を聴くのは好きで、洋楽、邦楽のポップスをよく聴いていました。数年前からクラシック音楽が好きになり、テレビ番組を見たり、仕事中、車内でCDを聴いたりするようになりました。交響曲も聴きますが、聴き始めのころはピアノ曲やピアノ協奏曲を特によく聴いていました。そうやって接しているうちに、いろんなジャンルのピアノ音楽を聴くようになり、今では久石譲さん、坂本龍一さん、洋楽の名曲をカバーした藤井風さんのアルバムなど、その日の気分で楽しんでいます。仕事で運転中は、FMラジオから流れてくるジャズも聴いてリラックスしています。
NHKの街角ピアノ・駅ピアノという番組が好きでよく見ています。近年、誰でも自由に演奏できるように、街なかや駅などの公共スペースに置かれたピアノが増えています。番組では、演奏をした人にピアノを始めたきっかけや想いを聴く、ただそれだけのことなのですが、名も無き人たちの技量の高さに驚かされるとともに、選曲に、演奏に、コメントに、その人の人生が垣間見えて味わい深いものがあります。
街角ピアノ・駅ピアノは世界中にあり、番組も国内だけでなくときどき海外版をやっています。行ったことのない国や街、その土地の人々の雰囲気が伝わってきて楽しいです。ポップスピアニストのハラミちゃんがロンドンやパリで演奏した特集回は特に面白かったです。洋楽から邦楽までとにかくレパートリーが広く、ポピュラーな曲をオリジナルでアレンジし即興で弾くテクニックの凄さに加え、心から楽しそうに弾いていて周りで聴いている人たちとの一体感が伝わってきました。今ではすっかり有名人ですが、飾らない人柄とにじみ出る優しさが魅力です。
街角ピアノに触発されて、半年前から私もピアノを弾き始めました。何十年ぶりに再開し、最初は譜面も全く読めなくなっていたのですが、家にあった初級者用テキストで練習しています。大して上達しなかったころの教訓として（曲のテンポが上がるといつも左手の４の指の音が飛んでいました）、基礎を徹底的にやることが大事だと思い、子どものころ真面目にやらなかったハノンにも真剣に取り組んでいます。３年後、１０年後を目標に、ポップス、クラシック、映画音楽などいろいろ弾けるようになりたいと思います。